ではいよいよ具体的な「自分に便利な」「自分のための」ページづくりを、なにからはじめればよいかを語りたい。私は、いちばんにすることは、ネット上にある先行するWebページを見てみることからはじめるべきだろうと思う。
これだけ、いろんなページが出現した今なら、きっと自分が今から作ろうとするページにぴったりとイメージが合致するようなページが存在するのではないだろうか。その「物まね」からはじるのがいいのではないだろうか。
私の場合で言うなら、すでにそのころインターネット版【理科の部屋】（９５．８スタート）の取り組みが、先行する仲間の共同作業としてはじまっていた。今から考えると、ずいぶんと先駆的な取り組みであったと思う。教育界におけるサイトとしては、そのころから最も有名なサイトであったわけであるから。これに私自身が、追いつきたかった。また＠ｎｉｆｔｙ【理科の部屋】の取り組みを融合させたかった。
そのころの仲間の実践として「ホームページづくりのためのページ」があった。これは、ほんとうに役だったのである。
なかでもいちばん参考になったのはイルカさんの「ホームページ作成講座」である。これは、今もよく参考にさせてもらっている。なにがいいかと言うと、目的を同じくする人のページづくりの講座であるから、いちばん自分が知りたいと思うこと、マニュアル本などには、なかなか触れていないことが、具体的に書かれていたいうことである。もっと助かったことに、どうしてもわからなければ、直接本人に質問ができた。（それだけに直接、岩国にまで出かけて行って指南を受けると言うこともありました。ページをたちあげる前でしたが）
同じように、もうひとつ大いに学ばせてもらったページがある。平川秀徳さんのページである。毎日のように更新される「ひらせん」さんのページは、それだけでも刺激てきであった。また、教師がホームページをつくるのには、どうすればよいか。きわめて具体的であった。特に私の場合は、「ホームページビルダー」のソフトを使ってのページづくりであったわけであるが、その点でも、そのソフトに対応した具体的な説明がとっても役にたったのである。
それもそのはずである。平川先生は現場で、実際に教師対象に「講座」を何度ももっておられたのだから。これほど強い味方はないわけである。平川先生のところにも、直接お邪魔して御指南を受けることもした。また、更新のたびに、毎朝メールで質問責めににした。ひとつひとつ具体的な回答・アドバイスをいただきながらすすめることができたのはありがたかった。
私がこのような「講座」を考えのも、平川先生への少し「恩返し」の意味もあるのである。
繰り返しになるが、まずなすべきことは、ネット上にある先行するWebページを見てみることからはじめるということと、さらに理想を言うなら、オンラインで指南を受けることできる先行する指南役みつけることである。
次に最初にやっておくべきことは、全体の構想をしっかり描いておくことである。私は、Web発信を９８年の４月にはじめたわけだが、それ以来全体の基本的なつくりは変えていない。フレームにも、対応していない。これは少し怠慢も含まれるわけだが、それでいいとも思っている。実際にはじめると、あれもこれもと、どんどん発信していきたい内容は増えてくる。
そのとき、いちいち全体のつくりを変えていくということになると、ついおっくうになってしまう。更新も滞りがちなってしまうのである。そこでのように発信内容が増えていってもいいように「トップページ」は、できるだけシンプルなつくりにしておくことである。そして大まかに構想を描き、入れ物だけ（フォルダ）だけは作っておくことである。最初は空っぽでもいい、「いつか将来は」このなかに・・・でいいと思う。
まずWeb発信をしたいこと、やってみたいことを列挙することである。それにあわせて、フォルダをつくるのである。トップページからそこへリンクしておくのである。トップページのメニューには、それを表示しておくことである。
ときには自分でそのトップページを見て、「ああ、こういう構想をもっていたんだ。」と初心を思いおこし励まされることにもなるだろう。
全体構想を最初に描いておくといいこととして、画像ファイルなどを、決まったフォルダに入れておくことにより、整理がよくなるということに加えて、いろんなところでそれを使う場合には、表示をはやくするとかという効果もあるのである。
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